「ねばった」シフォン

「ねばった」と言っても、

納豆のように粘りのあるシフォンケーキのことではありませぬ。

 

「粘って」作った、シフォンケーキで、

先日「喜寿のお祝い」で発送した

「ブルーベリーのシフォンケーキ」のことです。

 

5月下旬、友人から依頼がありました。

「8月にシフォンケーキを送ってほしい。

喜寿のお祝いだから、紫色、味のケーキがあれば」

 

むらさき!?

作ったことがないのだけど!!!

 

とはいえ、せっかくのご依頼、タイムリミットは3か月後と時間もあるので

挑戦することにしました。

 

 

むらさきと言って思い浮かぶのは、

むらさきいもか、ブルーベリー……。

 最初はむらさきいもで作りましたが、色も味もどうもいまいちだったので、

ブルーベリーに絞って作り始めました。

 

 

が……

 

・ブルーベリーをつぶして入れたら、全面に色が出ない

・ジャムを作って入れたら、甘すぎてブルーベリーの味がしない

・甘さ控えめのジャムを水分代わりにたくさん入れたら

焼いている途中からしぼみ始めた!

・甘さ控えめのジャム+水分ならどうだ!

あっ、今度は紫じゃなくて真っ青に……。

 

 

……と、数々の調節をしてできたのが、こちら。

 

甘さ控えめのジャム+水分で、ブルーベリーの色と味が出ています。

 

 

でも、もっとブルーベリーの味を出したくて、

ドライブルーベリーも入れてみました。

 

できた~!

 

ジャムもドライブルーベリーも、

これ以上入れたら膨らまないってぐらい、ギリギリまで入れました。

 

 

ここまで粘って完成させたのは初めてではないかしら?

ご依頼があってこそ、できたこと。

お客様の想いに応えられて、うれしく思っています。